お腹の張りや痛み

お腹の張りや痛み

お腹の張りや痛みについて

お腹の張りや痛みについて

「最近、お腹が張るようになった」
「ガスがたまって苦しい」
「なんとなくお腹が重い感じが続く」
このような症状は非常によくみられます。

実際には、食事内容や便秘、ストレスなどが原因で起こることも少なくありません。しかし一方で、大腸ポリープや大腸がん、炎症性腸疾患などの病気が隠れている場合もあります。

特に、

  • 以前はなかった症状が続いている
  • 便秘や下痢を伴う
  • 血便がある
  • 体重が減ってきた
  • 40歳以上で一度も大腸カメラを受けたことがない

という方は、一度大腸の状態を確認することをおすすめします。

神戸市中央区・三宮のとよだ内科・内視鏡クリニックでは、消化器病専門医・消化器内視鏡専門医が腹部症状の原因を丁寧に診断し、必要に応じて大腸カメラ検査を行っています。

「ただのガスだと思っていたら大腸ポリープが見つかった」
「便秘だと思っていたら大腸がんが見つかった」
というケースも決して珍しくありません。

気になる症状が続く場合は、お気軽にご相談ください。

このような症状はありませんか?

以下のような症状がある方は、一度ご相談ください。

  • お腹が張って苦しい
  • ガスがたまりやすい
  • 食後にお腹が膨れる
  • 下腹部が重い感じがする
  • お腹の痛みや違和感が続いている
  • 排便してもスッキリしない
  • 便秘や下痢を繰り返している
  • お腹がゴロゴロ鳴る
  • 最近お腹の調子が変わった
  • 血便や体重減少を伴う

お腹の張りや痛みの原因

お腹の張りや痛みの原因はさまざまです。

単なる消化不良から治療が必要な病気まで幅広く存在し、腸に病変がある場合と、機能的な問題や生活習慣に起因する場合があります。

症状が長引く場合は原因を調べることが大切です。

大腸に病変がある場合(器質的疾患)

大腸ポリープや大腸がんが大きくなると、腸の通り道が狭くなり、便やガスの流れが悪くなることがあります。

その結果、

  • お腹が張る
  • ガスが抜けにくい
  • 下腹部が重苦しい
  • 便が細くなる

といった症状が現れることがあります。

また、

  • 憩室炎 (大腸の壁にできた小さな袋状のくぼみに炎症が起きる病気)
  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病

などの炎症性疾患でも腹痛や腹部膨満感がみられます。

便秘・腸内環境の変化・腸の機能や生活習慣に起因する場合

便秘が続くと腸内で便やガスが停滞し、お腹の張りを感じやすくなります。

また、

  • 食生活の乱れ
  • 運動不足
  • 水分不足

なども症状を悪化させる原因になります。

特に女性や高齢者では便秘による腹部膨満感がよくみられます。

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群は、内視鏡検査で異常が見つからないにもかかわらず、

  • 腹痛
  • お腹の張り
  • 下痢
  • 便秘

などが慢性的に続く病気です。

ストレスや自律神経の乱れが関与すると考えられており、現代人に非常に多い疾患です。

消化器以外の病気

お腹の張りや痛みは、必ずしも腸だけが原因とは限りません。

女性では、

  • 子宮筋腫
  • 卵巣腫瘍
  • 子宮内膜症

などの婦人科疾患が原因となることがあります。

また、胆のう・膵臓の病気や泌尿器の病気などが関与している場合もあります。

消化器の検査で異常が見つからない場合は、婦人科や泌尿器科などの受診をおすすめすることがあります。

お腹の張りや痛みで注意が必要な症状

次のような症状を伴う場合は、大腸の病気が隠れている可能性があるため早めの受診をおすすめします。

  • 血便がある
  • 便が細くなった
  • 便秘と下痢を繰り返す
  • 原因不明の体重減少
  • 貧血を指摘された
  • 夜間にも腹痛で目が覚める
  • 家族に大腸がんの方がいる

これらは大腸がんや炎症性腸疾患のサインであることがあります。

お腹の張りや痛みで考えられる病気

大腸がん

大腸がんは初期には自覚症状がほとんどないことが多い病気ですが、進行すると腸の通り道が狭くなり、便やガスがスムーズに通過できなくなることで、お腹の張りや腹痛を引き起こすことがあります。

「最近お腹が張るようになった」「便秘と下痢を繰り返す」「便が細くなった」といった変化が続いている場合は注意が必要です。特に40歳以上で大腸カメラ検査を受けたことがない方や、ご家族に大腸がんの方がいる場合は、一度検査を受けることをおすすめします。

大腸がんは早期に発見できれば内視鏡治療や手術によって根治が期待できる病気です。気になる症状を「年齢のせい」と自己判断せず、早めにご相談ください。

大腸ポリープ

大腸ポリープは、大腸の粘膜にできる隆起性の病変です。小さいうちはほとんど症状がありませんが、大きくなると便やガスの流れに影響し、お腹の張りや違和感を生じることがあります。

また、一部のポリープは時間の経過とともに大腸がんへ進行する可能性があります。大腸カメラ検査ではポリープを発見するだけでなく、その場で切除できる場合もあり、大腸がんの予防につながります。

当院では、検査中に発見したポリープに対して日帰り切除にも対応しています。

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群(IBS)は、大腸に炎症や腫瘍などの異常がないにもかかわらず、お腹の張りや腹痛、便秘、下痢などを繰り返す病気です。

症状は排便によって軽くなることが多く、ストレスや疲労、生活リズムの変化がきっかけとなって悪化することがあります。比較的若い世代にも多くみられる疾患ですが、症状がIBSに似ていても、大腸がんや炎症性腸疾患が隠れていることがあります。

そのため、症状が続く場合や血便、体重減少などを伴う場合には、大腸カメラ検査で他の病気がないことを確認することが重要です。

憩室症・憩室炎

大腸憩室症とは、大腸の壁の一部が袋状に外側へ突出した「憩室」ができた状態を指します。加齢とともに増加し、大腸カメラ検査で偶然見つかることも少なくありません。

多くの憩室症は無症状ですが、中にはお腹の張りや腹部の違和感、下腹部痛、便秘や下痢などの便通異常を繰り返すことがあります。特に明らかな炎症がないにもかかわらず症状を認める場合は、「症候性単純性憩室症」と呼ばれることがあります。

一方、憩室に炎症や感染が起こると「憩室炎」を発症します。憩室炎では、持続する腹痛(特に左下腹部痛)、発熱、圧痛などを伴い、抗菌薬による治療が必要になることがあります。

また、憩室炎を繰り返す場合や、症状の原因として大腸がんなど他の病気を除外する必要がある場合には、炎症が落ち着いた後に大腸カメラ検査を行うことがあります。

「お腹の張りが続く」「便通の変化が気になる」「以前に憩室を指摘されたことがある」という方は、一度ご相談ください。

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に慢性的な炎症が起こる炎症性腸疾患のひとつです。血便や下痢が代表的な症状ですが、お腹の張りや腹痛、便意が頻回になることで日常生活に支障をきたすこともあります。

比較的若い世代で発症することが多い一方、どの年代でも発症する可能性があります。診断には大腸カメラ検査による粘膜の観察と組織検査が欠かせません。

早期に診断し適切な治療を行うことで、症状をコントロールしながら普段通りの生活を送ることが可能です。

お腹の張りや痛みの検査

お腹の張りや痛みの原因を調べるためには、まず症状の経過や便通の変化、食生活などを詳しくお伺いします。その上で、必要に応じてレントゲン検査、血液検査や腹部超音波検査、大腸カメラ検査などを組み合わせて診断を進めます。

特に、大腸がんや大腸ポリープ、炎症性腸疾患などが疑われる場合には、大腸カメラ検査が有効です。大腸の粘膜を直接観察できるため、病変の有無を正確に確認することができます。

当院では、消化器内視鏡専門医がすべての検査を担当し、鎮静剤を使用した苦痛の少ない大腸カメラ検査を行っています。また、送気には炭酸ガスを使用しているため、検査後のお腹の張りを軽減できるよう配慮しています。

検査中にポリープが見つかった場合は、その場で日帰り切除が可能な場合もあります。患者様の負担をできる限り少なくしながら、正確な診断と早期治療につなげていきます。

お腹の張りや痛みの治療

お腹の張りや痛みの治療は、原因となっている病気によって異なります。当院では、症状を和らげるだけでなく、その原因をしっかりと見極めた上で、一人ひとりに適した治療をご提案しています。

大腸ポリープが見つかった場合は、将来の大腸がん予防のため、必要に応じて大腸カメラ検査中に日帰りでのポリープ切除を行います。

大腸がんが疑われる場合には、病理検査などで診断を確定し、速やかに連携する専門病院へご紹介いたします。患者様やご家族の不安に寄り添いながら、治療方針について丁寧にご説明します。

過敏性腸症候群(IBS)では、食事内容や生活習慣の見直し、ストレスマネジメントに加え、症状に応じた薬物療法を行います。便秘型、下痢型、混合型など、それぞれのタイプに合わせた治療を行い、日常生活の質(QOL)の改善を目指します。

憩室症・憩室炎では、症状や炎症の程度に応じた治療を行います。憩室症に伴う腹部膨満感や腹部不快感、便通異常に対しては、食生活の見直しや整腸剤、便通を整える薬剤などを用いて症状の改善を図ります。憩室炎を発症している場合には、抗菌薬による治療や食事療法を行い、重症例では連携医療機関での入院治療が必要となることもあります。また、憩室炎を繰り返す場合には、再発予防を含めた長期的な管理を行います。

潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患では、炎症を抑える治療を継続しながら、症状のコントロールと再燃予防を目指します。必要に応じて専門医療機関と連携し、適切な治療をご提案します。

お腹の張りや痛みは、「便秘だから」「ガスがたまっているだけ」と考えてしまいがちな症状ですが、その背景に治療が必要な病気が隠れていることもあります。

症状が続いている場合や、これまでとは違うお腹の不調を感じる場合は、一度原因を確認しておくことが大切です。当院では、患者様が安心して日常生活を送れるよう、原因の診断から治療、その後のフォローアップまで丁寧にサポートいたします。

お腹の張りや痛みは「いつものこと」と思わないでください

お腹の張りや痛みはありふれた症状ですが、その中には大腸がんや炎症性腸疾患などの重要な病気が隠れていることがあります。

特に40歳を過ぎてから新しく症状が出てきた場合や、便通の変化を伴う場合は注意が必要です。

当院では、「ただ検査をする」のではなく、患者様のお話をしっかり伺い、本当に必要な検査を見極めながら診療を行っています。

「ガスがたまりやすいだけかもしれない」
「年齢のせいかな」

と思っている症状の中に、早期発見できる病気が隠れているかもしれません。

気になるお腹の張りや痛みが続く場合は、神戸市中央区・三宮のとよだ内科・内視鏡クリニックへお気軽にご相談ください。